これぞ競輪、これぞライン! チャレンジ一般1Rは、北日本トリオの鉄の結束が実を結んだ。

ラインの先頭を任された門馬琢麿が、バック20回を誇る菱沼元樹を相手に敢然と突っ張り先行。番手の斎藤明(56=北海道)は、巻き返してきた菱沼をブロックすると、長谷隆志のまくりも受け止めてゴール寸前で抜け出した。「前が頑張って走ってくれれば、こういう仕事もできる。力を合わせてワンツーできた」と満面の笑みで振り返った。

2場所前の福井で落車して肋骨(ろっこつ)を痛めたが「不思議なことに、走る時は痛みを感じないんだよね」と不屈の闘志で挑む56歳は、まだまだ元気いっぱいだ。