間もなく、デビューから丸4年になる広木まこ(30=福岡)がノリノリだ。今期は前節高松で決勝3着に入るなど、決勝で確定板に載ること4度。競走得点を54点台まで上げる近況に「54点はルーキーシリーズ以来で、本格デビューからは初めてかも。レースへの考えを変えてから、いい感じ」と話した。

バック数は2桁に乗る12本で、さばきもこなすオールラウンダーは、自信がある持久力を生かそうと努めた。「以前はダッシュ不足をどうカバーするか考えて、自分自身を追い込んでしまった。今では割り切って、長い距離をもがこうと。そこが長所だし。内容が駄目でも、すぐに気持ちを切り替えられる。眠りが浅くなることがなくなり、いい体調で戦えている」。

今節は車番が競走得点順に決まるミッドナイト開催とあって、予選2走は2番車で挑む。「2番車は難しい。1番車の選手になかなかマークさせてもらえないし、いろいろ警戒される」。また新たな壁に挑もうと思案する広木。予1・1Rは1番車の鈴木美教に先んじて仕掛けていく。