かつてビッグ戦線の常連だった浦川尊明(48=茨城)が息を吹き返した。

23年前期は予選回りが常だったが、後期には競走得点が90点台までアップ。4月福井で6場所ぶりに特選にシードされると、続く今節も7番目で滑り込んだ。「調子が悪かった時に、いろいろ見直した。調子がいい時は、どうしてたんだっけと。自転車はこうやって乗るのかと、ひとつひとつ思い出した」と上昇モードの秘訣(ひけつ)を明かした。

3月川崎の準決では先行の番手を巡り、前期S級で栃茨同士の江連和洋に競り勝った。位置取りもシビア。初日特選9Rは西日本単騎の高橋成英マークとなった。首尾よく差し切って白星といくか注目だ。