121期で、デビューから間もなく丸2年になる南儀拓海(25=富山)が本格化の兆しを見せている。

予選から強地足を生かす逃げを展開し、2着続きで3月佐世保以来の決勝進出。特に準決はシリーズリーダーの小林則之を相手にペース駆けで、番手の渡辺航平とワンツーと内容も光る。レース後は大粒の汗を拭いながら、「もう力を出し切ると。日ごろ富山や内灘(石川県)でバンク練習していて、最近はデビュー前のルーキー2人ともがくことも。2人とも強くて気が抜けない」と話した。猛練習のかいがあってか、「4キロぐらい体重が増えた」と、以前より全身がひとまわり、ふたまわりと大きくなった。決勝9Rも伸び伸びと逃げ、再び小林封じどころか、1、2班戦初Vといくか!?