【松井律・競輪黙示録】

美学を取るか、勝負を取るか。時に判断は難しい。新山は準決10Rで自分のレースを貫いたが、相手(古性)が悪かった。160キロの剛速球でも、常に球種が分かっていれば、プロは目が慣れてきて打ち返してしまう。

◆12R決勝 準決で新山を沈めた古性は、会見で「音で(巻き返しが)来ているのを感じた」と言った。五感が研ぎ澄まされ、レースに集中できている。ゾーンに入っている古性は、誰にも真似のできない動きをする。犬伏との(3)=(2)-(7)(1)(4)(6)(9)で10点と、押さえは(3)-(7)-(2)(1)(4)(9)の計14点。

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