オープニングの1予1Rは、人気に推された酒井拳蔵(21=大阪)が、苦しい展開を克服して1着を取った。

 道中は4番手のインで、月森亮輔にフタをされていたが、その月森が2角でまくって出ると、すかさず番手を追走。4角から外を鋭く踏み込んで突き抜けた。「踏むコースがなくてきつい流れだったけど、なんとかしのぎました。後ろに迷惑をかけたので、その分も2予では力を出し切りたい」。109期のルーキーチャンピオンが、ようやく持てる力を発揮している。2予でも波乱を呼ぶ存在になりそうだ。