今回は前半にガールズが組まれている。女子の主役は柳原真緒だが、ひそかに板根茜弥のパフォーマンスを楽しみにしている。

サービス精神が旺盛で、1着インタビューで歌を歌ったりして、ファンと一緒に場内を盛り上げる。シャイな選手が多い中、彼女のような選手が増えたら、もっともっと勝利者インタビューが楽しくなるのになー。


板根茜弥(2022年6月22日撮影)
板根茜弥(2022年6月22日撮影)

前検日は春の陽気らしく、選手がたくさん外に出て取材に答えていた。中部のエースは浅井康太が務める。

近況はどうも波に乗り切れていない。2節前の名古屋F1は決勝を外し、別府G2ウィナーズカップ最終日は、4角から自転車が進まないので斜行してしまい、先行する山口拳矢を転ばせてしまった。力み過ぎて斜行してしまったというのは十分に分かる。これからも中部の中心選手となって盛り上げてほしい。


ヤマコウが特選12Rで注目する浅井康太
ヤマコウが特選12Rで注目する浅井康太

彼も中部の層が厚くなることを望んでいる。特選で目標にする皿屋豊とは昨年の松阪G3決勝以来となるが、そのレースで浅井は打鐘3角で落車した。審判は前団の動きがポイントとなり、浅井はそのあおりを受けたと判定。皿屋にも優勝のチャンスを、と思ったから前受けから優勝を狙わせた。その過程で自分も優勝を狙おうという走りだった。

特選の皿屋は、松阪で失敗した分まで取り戻そうと走るはずだ。先行すれば単騎の選手も切り替えて4車になる。地元の浅井が失地回復なるかどうかも注目する。(日刊スポーツ評論家)