西予<2>10Rを勝った荒井崇博は「やったった」感満載で取材エリアに現れた。
しかし、レースを振り返る質問がピンと来なかったらしく、ご機嫌斜めに…。「1着なのでよかったです!」と強引に締めくくる姿は、北斗の拳のラオウにしか見えなかった。
自力選手が多いとはいえ、先行する後ろが欲しいのは昔も今も変わらない。
例えば西予<2>8Rは、4分戦ではあるものの、レースの本質は藤井侑吾の先行1車。初手から位置取りの攻防が続いた。格上位の清水裕友が仕方なしに前を取ったものの、案の定打鐘で8番手。先行する藤井のスピードも良く絶体絶命の位置だった。しかし、藤井ラインを追いかけながらまくった中釜章成が山口富生に止められ、もつれたことで息を吹き返した。
清水は自分が不利と分かっていても、あえて受けて立つ潔さがある。宇都宮G3の決勝もそうだった。先行するのは坂井洋か清水に絞られ、地元で必勝を期す坂井はまくりと予測できた。周囲の思惑通りに清水が駆けて番手を回った小原大樹が優勝。清水はやることをやってタイトルを狙う選手だ。
白虎賞は太田海也の番手がある。いつも連係する犬伏湧也もいてやりづらい面もあるだろうが、チャンスを生かしたいところだ。(日刊スポーツ評論家)























