大村ボートは昨年9月、ナイター開催になった。1月11日まで、売り上げの1日平均は約4億7000万円で目標の4億1000万円を上回る好調ぶり。ナイター開催のここまでと今後について大村市競艇企業局の小川完二局長に聞いた。

-昨年12月のヴィーナスシリーズで約45億円など、売り上げは好調

小川局長 11月あたりから売り上げが上がってきた。大村がナイターをやっているという認知度が上がったのでは。また、チャレンジCやグランプリの売り上げも良かったので、全体的な流れがボートレースにシフトしていたのかも。

-1日平均入場者数は昨年12月21日までで1987人。ナイター開催前(1562人)より増えた

小川局長 イベントも多いので入場者は増えている。舟券購入にどうつなげるかが課題だが、ボート場=ギャンブルではなく、健全なレジャーの場にしたい。イベントがあってフードコートも充実しているし、家族連れで来て食事もして、1万円で1日楽しめる。収益を上げて市に貢献する。それをやりつつ、市民の憩いの場にしたい。

-17年度の売り上げはデイ開催の場ではトップ。ナイターになって目指すはトップ?

小川局長 (ナイターで)先行している場の背中を見ながら、いいところは勉強させてもらいたい。ナイターのパイが多くなれば、そこそこの成績が残せるのでは。来年度から通年ナイターになるし、真価が問われると思っている。

ロイヤルスタンドと外向けの場外発売所を一体化する工事が始まっている。15年に新スタンドが完成して以降、周辺設備も整ってきた。小川局長も「完成度の高いレース場になりつつある」。3月にG1・66周年、8月にはSGメモリアルがある。ますます注目度が上がる大村ボート、担当として盛り上げていきたい。