柏野智典が持ち味発揮で決勝切符をつかんだ。

 準決9Rは打鐘から突っ張り先行した谷口遼平をガード。最終バックからまくってきた萩原孝之をブロックすると3角からタテに踏み込んで一気に抜け出した。「萩原さんを止めたが外をまくってきた阿部(拓真)君が見えたので踏ませてもらったが余裕はあった」と3場所ぶりの決勝進出に口元を緩めた。

 決勝は準決11Rを単騎でまくって快勝した酒井拳蔵の番手。S級初の決勝進出で気合が入る酒井をガードして今年2度目の優勝をさらう。