井上昌己がパーキンスとメダリストラインを結成してタテ足を発揮する。

 準決は逃げ切ったパーキンスの3番手追走のまま3着。「強過ぎる。いつ帰国するの?」と首を振ったが、決勝はその強過ぎる男の番手を得た。アテネ五輪のチームスプリントで銀メダルの井上と、ロンドン五輪でスプリント銅メダルのパーキンスの豪華ライン。パーキンスは完全優勝(1着同着を除く)なら短期登録の外国勢初となる通算取得賞金1億円達成だ。井上がその番手で記録阻止する。「しっかり追走してチャンスがあれば」。08年KEIRINグランプリを制したバンクで大仕事だ。