準決9Rは中西大(27=和歌山)がハナを切り、西岡正一の勝利に貢献した。3番手に西本直大も続いて近畿ラインが上位を独占した。

 立役者の中西は「打鐘ですんなり出させてくれたら、距離は長くても楽ですから」と得意分野なら任せておけと胸をたたいた。決勝は自力タイプがそろって、簡単には出させてもらえそうもない。同型の1人、堀内俊介には同期だけに、なおさらライバル心がめらめら。107期NO・1ながら、いまだS級Vがない。「(堀内とは)デビュー後、初対戦。負けたくないですね。(同じ近畿の)中井(太祐)さんも別線である以上は…」と主導権奪取に専念する。