【天野保彦のオレに任せろ】

 2期連続ランク1位が18年も好スタートを決める。「オレに任せろ」の天野保彦は2日目11Rで、連覇を狙う鈴木圭一郎(23=浜松)に迷わず◎を打つ。初日11Rはパーツ交換が成功し1着。SS王座決定戦では3着に敗れたが、車の仕上がりは良好だ。飛躍のきっかけとなった大会で、シリーズリーダーの座は渡せない。

 初日11R、カマシをさく裂させた鈴木が、一瞬で内枠勢をのみ込む。2周3角で楽々と先頭へ。桝崎陽介の反撃を封じ込んで、貫禄の1着ゴールだ。ピストンを新品にして、G1優勝実績のあるシリンダーを投入。「少し軽いが、逃げる展開ならいい。跳ねは直った」と評価した。

 元日には千葉北スカイランドでポケバイに乗った。毎年恒例の行事。「オートレースの練習にもなる」。3日午前は柴又帝釈天で活躍を祈願した。例年通りの正月を過ごし、整備日(前検日の前日)にあたる同日午後に飯塚オート場へ入った。しっかりとマシンをチェック。SS王座の前は、整備日にレースがあり「状態を確認する日が欲しい」と漏らしていたが、今節は準備万端だ。

 2年連続MVPに当確ランプが灯っている。数字は群を抜く。SG4戦でオール優出は1人だけ。成績1位は単勝率59・1%(2位は永井大介の50・5%)、1着回数78(同永井66)など。「1回でも多く車券に絡んでファンの期待に応えたい」というモットーを実践している。

 16年10月の前回大会では、SG最年少&デビュー最短Vを達成。大きな自信を得た。17年は初優勝が4月中旬と遅かったが、今年はSG優勝スタートが十分可能とみる。相手は初日の内容から岩沼、浜野、影山の順。(8)-(1)(5)(2)-(1)(5)(2)(6)の9点で仕留める。