「ROAD TO オールスター」の第5回は、3年連続7回目の出場を果たした石渡鉄兵(43=東京)に注目する。今年は5回の優勝を飾るなど絶好調。近年の東京支部をけん引し続ける男が、今年初のSGで波乱を呼ぶ。

 -委員会推薦で7度目の大舞台をゲットした。今年は12節を戦って優勝5回と絶好調

 石渡 今年はリズムが良かった。悪いエンジンを引いても、それなりに対応できていた。

 -4月の平和島で5年ぶりのFを切った。だが直後の蒲郡を優勝と気持ちの切り替えも問題ない

 石渡 (Fは)調子に乗ってましたね(苦笑)。でもSGは100%で行かないと通用しない。フライングはなかったことにしてハートの戦いをします。

 -オールスターとは

 石渡 自力では乗れないSGです。選んでもらったからにはファンのために捨て身で結果を出したい。

 -尼崎のイメージは

 石渡 尼崎は今年3月に優出している。何となく感じはつかんでいる。スタートが見えにくいことはないし、優勝回数(6回)も結構ある。相性もいい。東京支部もタイトルから遠ざかっているし、若い世代の選手にも刺激となるよう、何かメッセージを送りたい。

【構成・大上悟】

 ◆石渡鉄兵(いしわた・てっぺい) 1974年(昭49)12月6日、千葉県市原市出身。74期生として94年5月多摩川デビュー。初優勝は96年9月江戸川。10年11月からつチャレンジカップでSG初優出。同期は辻栄蔵、守田俊介ら。160センチ、54キロ。血液型O。

※明日はなるほどデータ