10Rを快勝したグレーツァー(25=オーストラリア)は、レース後ひと息つくと、ツナ缶を取り出した。

 「プロテインが税関で止まっているからね」。要はプロテインの代わりに、ツナ缶でタンパク質を補給したのだ。食後は缶をきちんと水道水で洗い、「燃えないゴミ」と書かれたゴミ箱へ。異国でのマナーの良さもレースぶりと同様、超一流だった。