赤岩善生(42=愛知)が快勝し、今年7度目の優勝を飾った。2着に萩原秀人、3着は太田和美が入った。

 コンマ09のスタートを決めた赤岩は、握る萩原、差す太田を寄せ付けず先マイに成功。そのまま先頭でゴールを切った。「優勝戦1枠で緊張した。でも、集中して、いい緊張感を持ってレースができた」と優勝の味をかみしめた。

 今節は大雨の影響で1日順延され、5日に開幕した。3日目まで強い雨が降る中、赤岩は気象に合わせた調整が功を奏し、エンジンのパワーを引き出した。「調整して、日ごとに良くなった。整備の感覚が合っていた」と冷静に振り返った。

 次の舞台は地元常滑G3。「20年間、やることは何も変わっていない。1走1走、目の前のレースに集中してやるべきことをやる」と自分に言い聞かせた。1走を積み重ねたその先には、年末のグランプリが待っている。【奈島宏樹】