徳山ボートの「G1開設65周年記念 徳山クラウン争奪戦」が2日から始まる。

海野康志郎は前回徳山に出走した9月の一般戦で3コースから鮮やかなまくり差しを決めて優勝。「一番得意な戦法なので、型にはまりました」と表彰式では笑顔を見せ、「11月に徳山に帰ってくるので、そこでもしっかり結果を出したい」と集まったファンの前で周年での健闘を誓った。

昨年は記念戦線で苦戦が続き前期は久々のA2陥落となったが、A1に復帰した今期はG1参戦も急増。好調が続く今年はG1でも善戦が目立っている。9月の桐生周年では2日目に3コースから得意のまくり差しでインの毒島誠を破って高配当も提供。G1では久々の準優進出も果たした。

まだG1では優出がないが、地元の徳山では昨年2月の中国地区選、10月のMB大賞で準優進出など、グレードレースでも善戦が続いている。得意の地元プールでG1初優出、そして初Vを目指す海野の走りに注目だ。

◆海野康志郎(うんの・こうしろう)1987年(昭62)12月15日、山口県生まれ。95期生として04年11月の徳山でデビュー。07年4月下関で初優勝。同期は峰竜太、山田哲也、岡村仁、金子拓矢、河村了、藤崎小百合ら。173センチ、64キロ。血液型A。