窓場千加頼と村田雅一の近畿コンビに人気が集中した初日予選10Rだが、主導権を奪った高木翔を窓場がまくりに行った3角で佐々木雄一がブロック。ここで佐々木を含めた5車が落車するアクシデントとなり、高木の3番手から伸びた伊藤亮(35=埼玉)が1着。2着に高木が粘り込み、3着山下一輝で、3連単149万円超という大波乱となった。

3連単では小松島歴代3位の高配当に「僕が抜かなければ、こんなにつかなかったかな…」と伊藤は苦笑いだった。

それでも勝利について聞かれると「今年3勝目で、勝ち上がりでの1着は初めてです。そういう意味でもデカい1勝ですね」と、ケガをした選手を心配しつつも笑みがこぼれた。

準決10Rでは東ラインの4番手からチャンスをうかがう。