昨年末のヤンググランプリに出場した門田凌(24=愛媛)だが、最近はパッとした成績を残せていなかった。

予選7Rで桜井正孝に人気が集中したのが、現状を物語っていた。しかし、今回はひと味違った。打鐘前から先手を奪うと、中団外並走の桜井を最後まで翻弄(ほんろう)し続けたのだ。

「武雄の後、シューズを昔のものに戻したら、練習の感じが急に良くなった。今回、硬いスポークに換えたのもいい方に出ましたね。このままいいイメージで準決も戦えそうです」と、完全に自信を取り戻した。

準決11Rは、格上の吉田拓矢に真っ向勝負を挑む。