今大会のジョセフ・トルーマンはひそかに燃えている。前回の大宮決勝で8人に包囲網を敷かれ、9着の屈辱を味わったからだ。

しかも、特選10Rには、そのレースで逃げ切った阿竹智史もいる。「足の状態はとても良かったのに、戦術でやられてしまった。その経験を生かして、今回はインコースに入らないようにする」とワールドチャンピオンのプライドにかけても同じ失敗はできない。「一番好きなバンク」と語る伊東は、昨年8月に初出走。決勝はブフリの先行に乗って優勝を飾った。ここは関東勢2人の援護もあり、最後尾になるリスクもない。勝つのは当たり前。見どころはどう勝つかだ。