荒尾聡(37=飯塚)がトップスタートから独走で後続を大きく引き離し、2017年スーパースター王座決定戦以来、通算3回目のSG制覇を飾った。

オールスターは07年川口以来、2回目の制覇。激戦の2着争いは最終周回のゴール前で吉原恭佑が先着した。丹村飛竜は3着に終わった。

湿走路で荒尾の試走は3秒69と断然の1番時計。「いろいろと気合が入っていました。1番人気で勝ってやろうと、試走から圧倒したタイムを出そうと思った」と、まさに有言実行。「スタートも空回りせず抜群に切れた」。序盤から後続を離すだけ離して、付け入る隙を与えない完勝だった。

「こんな買いにくい選手をオールスターへと投票して応援してくださったファンの皆さんと、家族と、仕事でともに支えてくれている仲間のおかげです」と周囲のサポートとファンあってのSG制覇であることを強調した。

次走は5日からの地元飯塚での普通開催。「次が大事ですよね。1走1走集中して走っていきたい」と今後の抱負を話していた。