大腿骨萎縮症で3カ月の長期欠場明けの実森美祐(22=広島)がいきなり1勝を挙げた。

10R、6号艇で6コースだったが、前の競り合いを見逃さず見事に差し切った。「めっちゃ緊張しました。展開にも恵まれましたが、まさか勝てるとは思っていなかった」。自分でも信じられないといった表情を見せた。

骨から血が出る病気で、大事を取って休んでいた。レースを振り返って「まだまだヘタですね。もっと乗り込んで練習します」と謙虚なところを見せる。28勝目をマークして、優出も2度経験ある、16年11月デビューの119期生。この分なら、持ち味のハンドルの切れとスピードが戻る日も近い。