準決11R、今月3日に59歳を迎えたばかりの佐古雅俊(59=広島)が、最終バックで内に潜り込むと、直線は中を割って3着に突っ込んだ。「うまく内が空いてくれたから」と話す佐古は、これが16年8月広島以来2年9カ月ぶりの決勝進出。「そんなになりますか」と話したあと、決勝進出者のインタビュールームに向かった。

このレースを勝った黒木も51歳とベテランだが「ピンクが来たな、と思ったら御大(佐古さん)だった」と驚きの表情で振り返る。準決12Rでも51歳の山田二三補が3着で決勝に駒を進め、6、7、8番車に3人合わせて1263勝(黒木596勝、佐古396勝、山田271勝)の重鎮トリオが顔をそろえたファイナルとなった。