石井貴子(31=東京)の魅力は、巧みに緩急を操る先行テクニック。予1・6Rは持ち味を存分に発揮して2着に粘った。

「ここ最近は4、5着に沈んでしまうパターンだったけど、初日は出し切れました」と不振脱出に笑みがこぼれた。

夏場のハードな練習で自然とパワーが落ちていたのが不振の原因。「練習は変わらずにやっているのに、レーサーパンツが緩くなってしまって。足が細くなるのは女としてはうれしいけど、選手としては駄目ですよね」。

予2・7Rは佐藤水菜、吉村早耶香が主導権争いの相手。「女を捨てて足が太くなるようなレースをします」と、たたき合い覚悟で立ち向かう。