SGグランプリ(GP)出場をかけたラスト勝負で最大の下克上は誰だ? カウントダウン連載「ROAD TO チャレンジカップ」の最終回は、なるほどデータ集。桐生での実績と、ナイターSGの相性では5回優勝の毒島誠がトップに立つ。過去の大会成績は今垣光太郎、田村隆信の2人が2回優勝。

(1)大会趣旨 98年に新設された最も新しいSG競走。年末のGP出場へ最後の戦いとなる。14年から女子のG2レディースチャレンジカップも新設され、年末のクイーンズクライマックス出場の勝負が懸かる。

(2)大会相性 今大会出場選手で過去に優勝しているのは今垣、田村、湯川浩司、坪井康晴、原田幸哉、太田和美、石野貴之、毒島、馬場貴也の9人。その中で今垣と田村が2回優勝している。今回、どちらかが優勝すると3回優勝は初となる。優出回数は松井繁が5回で最も多く、次いで原田、今垣、田村の4回。優勝戦は過去21回中18回&14年連続で1号艇が勝利している。

(3)ナイター実績 ナイターSGの最多優勝は毒島で3連勝を含めて5回。次いで今垣、松井が3回。

(4)桐生通算成績 優勝12回、優出36回、1着272回と毒島が圧倒。勝率は松井が8・12でトップ。2連率は61・6%で徳増秀樹、3連率は78・7%の篠崎元志。

(5)GPへの道 焦点はGP進出への賞金争い。過去最大の逆転はGP枠が12人だった12年の平尾崇典で43位から優勝を決め、賞金8位まで押し上げた。昨年は馬場がSG初優勝を果たして39位から9位まで浮上した。

【湯田坂賢一】(おわり)