117期早期卒業エリート菊池岳仁(19=長野)がデビュー戦を順当に逃げ切った。

チャレンジ予選5Rは打鐘で抵抗する土居佑次をたたいて、独り旅。バンク内での勝利者インタビューのあと、詰めかけたファンのサイン攻めに応じた。「出切るまで強めに踏んで、後はずっとペース。誰か来れば合わせる余力を残して踏みました」と話した。

流していたせいか、ラスト半周は13秒1とエリートらしからぬタイム。しかし、土居に踏まされた赤板周回タイムは24秒7。残り予選4個レースの平均タイムが30・2秒だけに、菊池の非凡さを感じさせた。

「発走機に付いたとき、ちょっと緊張したけど、お客さんの前でサインしたときの方がもっと緊張した」と笑わせた。