4カド一撃でまた勝った。藤山雅弘(30=大阪)が、前付けを入れた4コースからまくり、昨年9月の住之江以来、通算5回目の優勝を飾った。

最終日は「微妙やな」とパワーは半信半疑。コース選択を迷った。しかし、昨年グランプリを勝った師匠・石野貴之の「腹をくくった」という言葉を思い出し、ダッシュを決断。「本番は伸びると信じた」。強気に攻め切り、18年3月に戸田でデビュー初Vを飾ったときと同じコースと決め手で、再び優勝した。

次節は弟の翔大が戸田にあっせん。「次節、弟にこれ(53号機)を引いて欲しい」と笑顔でエールを送った。