布居大地(22=和歌山)が上々のスタートを切った。

予選6Rでは道中で隊列が激しく乱れて単騎の選手に番手に入られたが、打鐘先行で粘って2着ゴールした。「前場所(久留米)の調子が良かったので今場所は完全優勝するつもりで来た。残念です(笑い)」と、ジョーク交じりに明るい表情を見せた。

長くS級で活躍した布居寛幸(45、現A級1班)の次男で、兄翼(23)も現在A級1班で活躍中。さらに7月には妹光(ひかる、19)も118期生としてデビュー予定と、やる気になる材料はそろっている。

「今回は(新型コロナウイルス関連による無観客競輪で)お客さんも入れないし、せめてこの画像とレース内容で楽しんでもらえれば」と、往年のタレント宮尾すすむの物まねで笑わせつつ、準決11Rでも好走を誓った。