2020年のSGロードが、いよいよ開幕する。第1弾、第55回ボートレースクラシックの舞台は東京・平和島で、17日からスタート。カウントダウン連載「ROAD TO クラシック」の第1回は、大会の歴史、出場選手選出基準などを紹介する。

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(1)大会の歴史 第1回は今大会と同じ平和島で開催。1966年(昭41)に「鳳凰(ほうおう)賞」という名称で始まった。優勝杯として内閣総理大臣杯が贈られていたこともあり、88年(昭63)の第23回から「総理大臣杯」となった。14年(平26)のSG、プレミアムG1の名称改称により、第49回から「ボートレースクラシック」と呼ばれている。

(2)出場資格 前年度優勝者(吉川元浩)と前年のグランプリ優出者(石野貴之ら吉川を含む6人)が優先出場。昨年1月1日から12月31日までのSG、G1、G2優勝者とG3以下の優勝回数上位者、当該年度の全国6地区のG1地区選手権優勝者に出場権が与えられる。優勝回数が並んだ場合は、勝率上位から選出される。

(3)開催レース場 第1回を開催した平和島は、今大会が16年の第51回以来、4年ぶり通算16回目の開催となる。これは最多記録。2位は昨年第54回の舞台だった戸田で、東日本大震災のために中止されたことに伴い、代替開催となった東日本復興支援競走を含めると8回を数える。多摩川でも過去に2回開催があり、関東には縁が深いSGレースである。【中川純】

※明日は「大会総展望」