優勝戦は峰竜太(35=佐賀)がインから鮮やかに押し切った。今年6回目、尼崎では2回目、G1は11回目のVを飾った。激しい次位争いは、石野貴之(37=大阪)が地元の魚谷智之(44=兵庫)を振り切り2着。魚谷は3着。

G1復帰戦をVで締めた峰は「自分が通用するか不安でした。一般戦でこれでは勝てないというターンで甘んじていたところもあって、記念で鍛えてもらおうと来ました。久しぶりのG1。1枠での優勝戦で緊張しました。進入からプレッシャーをかけられて、先行されたら負けると思っていた。進入は一番、気を使いました」とホッとした表情を見せた。

新型コロナの影響で無観客レースは続く。「元気をつけたいけど、環境が悪くなっているのも事実。これ以上広めないで、早くコロナがなくなり、楽しいボートレースが戻るよう、みんなと一緒に元気を取り戻したい。開催があるなら一生懸命走りたいです」。峰らしく活発な走りで明るい未来を切り開く。