8日に初日が予定されていた名古屋F1が、急きょ中止、開催を打ち切った。

3月26~29日に福井で行われたG2ウィナーズカップの現場にいた関係者から、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが7日判明。福井に出走した選手が複数、名古屋に出走を予定していたが、選手間の不安が広がったことや感染拡大防止のため、選手代表者会議で午前9時30分に中止、開催打ち切りを決定した。

今シリーズの賞金はS、A、ガールズ各グレードの総賞金の30%が均等に支払われる。もし、1レースでも実施していれば、総賞金の75%以上が支払われることが約款で決まっており、選手にも大きなダメージとなった。特選12Rに出走予定だった岩本俊介は「こういう時だから仕方ないですね」と言葉少なに話した。

このほか、中部地区では10日からの松阪F2モーニングの中止を決定。また、東日本でも、前橋競輪が12~14日のミッドナイトと28~30日のF2の2開催の中止を決めた。