A級準決5Rは堀兼寿(25=岐阜)のまくりがさく裂。番手の玉手翔にかわされたが、2着でしっかり決勝に勝ち上がった。

3月別府初日に落車(滑入5着)して頭部を打撲。「痛みがある中、無理して練習していたら、ガラスの腰が悲鳴を上げて…」と腰痛まで発症し、復帰まで時間がかかっていた。復帰戦の前走は準決で9着大敗していただけに「決勝に乗れてホッとしましたね」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

この日、朝からうれしい知らせがあった。前日に第1子となる長男が誕生したのだ。「いくつか名前の候補は考えてます。家庭でラインが長くなったから、嫁さんには『もっとペースを上げろ』って言われてます」と苦笑交じりに話した。決勝はミルク代を稼ぐためにも好走必至だ。