渡辺ゆかり(39=山梨)がいい流れに乗っている。

今春は新型コロナ禍で開催中止が相次いだが、その影響を受けず、あっせんされた全てのレースを走れた数少ない1人。「自分の周りを見ても、そんな人はいない。みんなに驚かれますね」と自分でもビックリの表情だ。

前場所広島では久々に決勝進出と状態面も上向いている。さらに今回の舞台は12年12月にデビュー初優勝を飾った西武園と、何から何までいい方に転がっている。

予1・6Rを前に「9年目にして競輪の神様にモテモテです。思い入れのあるバンクだし、頑張りたい」と力を込めた。