日本競輪選手会静岡支部の黒田直記(48)と岡村潤(38)が25日、静岡市葵区の市立静岡病院を訪れ、新型コロナウイルス感染症治療に使用する医療器具の購入費40万円を寄付した。患者の気管挿入の際に使う「ビデオ喉頭鏡」2台の購入費に充てられる。

競輪選手には負傷が多く、日ごろから医療関係者に助けてもらっていることから、黒田が「ぜひ力になりたい」と寄付を提案。知人を介して同病院を紹介してもらった。「日夜、皆さんが新型コロナウイルスと闘っている姿を見てきました。まだまだ闘いは続くと思います。今回の医療器具が皆さんの負担軽減になり、患者さんが1人でも多く助かることを願っています」とあいさつした。

岡村は「皆さんへの恩返しの場をつくっていただいたことに感謝しています。僕らはしっかり走ることを目指して頑張っていきます。医療関係の皆さんも頑張ってください」とエールを送った。