エキシビションとしてレジェンドレースが5R終了後に行われ、1番車の吉岡稔真氏が見事な逃げ切り勝ちを収めた。

名古屋競輪で3回目となった当レース。本紙評論家の中野浩一氏が先頭誘導員、同ヤマコウこと山口幸二氏が2番車で出場した。

周回は中野氏を先頭に吉岡氏-小橋正義氏が前受け。中団は山田裕仁氏にヤマコウ、その後ろに後閑信一氏、市田佳寿浩氏に内林久徳氏で周回した。

山田氏がインを切り、市田氏-内林氏で先行態勢に入ったが、打鐘4角から吉岡氏-小橋氏がたたいて先行した。山田氏-ヤマコウで番手に追い上げるが小橋氏が番手を死守。後閑氏のバックまくりも不発となり、小橋氏を振り切った吉岡氏が逃げ切った。

吉岡氏は「今回でレジェンドレースも最後かもしれなかったので、悔いのないよう先行しようと思った。少しでも元気を与えられたらと思っています」と、テレビ越しのファンにあいさつした。