小林瑞季(29=川口)が上州ナイター決戦を制し、G1初優出で初優勝を飾った。

川口32期がH位置重化を克服、大舞台で躍動した。10メートルオープンの2枠からトップスタートを決めて逃げ展開に持ち込んだ。コースを外すと滑る一本道の雨走路。雨巧者の吉田が2番手につけて追走する。後方からS1の青山が追い上げて残り2周で2番手に。7周4角で外から小林に車体を併せたが、滑って3番手に後退した。

「この2分は人生で1番長く感じた」。小林は最後までコースを外さず、吉田に仕掛ける隙を与えなかった。次走の山陽プレミアムカップ(19~23日)でG1連続Vを狙う。