山口拳矢(24=岐阜)が準決8Rで強烈なまくりを放ち、上がりタイム10秒6のバンクレコードをたたき出した。

これまでの記録は92年7月の吉岡稔真の10秒7で、28年ぶりの更新となった。

周囲が驚く中、山口拳は「そんなにかかっていた実感はなかった」とさらり。ところが、そばにいた大先輩の小嶋敬二から「何か強気なコメントをしてみろ」と強制されて「(柴崎さんが付いてこられるように)ゆっくり踏みました」。これには報道陣も爆笑するしかなかった。

決勝は岐阜トリオの先頭で、S級初優勝へ全力疾走する。