11月の競輪祭でG1初制覇に輝いた郡司浩平(30=神奈川)が7日、ホームの川崎競輪を施行する福田紀彦市長(48)を表敬訪問した。

同市へ、今年の賞金から50万円を新型コロナウイルス感染症の対策に寄付。2年連続で挑むKEIRINグランプリ(平塚、30日)への抱負を話した。

昨年の台風による被災者支援に続く寄付を行った。福田市長に目録を手渡すと、お礼の感謝状をいただいた。そして「コロナで大変な時でも、川崎競輪場には練習させていただき、ありがたみを感じています。僕たちは多くの人に、いいレースで勇気づけたい。グランプリは普段から練習してきた成果を見せたい。また、いい報告ができるよう、恩返しができるよう頑張ります」と意気込みを見せた。

福田市長からは「川崎からは郡司さんがグランプリ、佐藤水菜さんはガールズグランプリに出る。ぜひ、おふたりに優勝を勝ち取っていただき、川崎に明るいニュースを届けていただきたい」と激励された。

グランプリの車番は6日に発表され、郡司は1番車になった。「レースのイメージが少しずつわいてきました。自力勝負で後悔のないよう走りたい」と、初優勝を見据えていた。