ボートレース最高峰、たった2分足らずで優勝賞金1億円を争う、猛烈にアツい年末決戦、SG「第35回グランプリ」が開幕する。今大会は令和のボートレースをリードする峰竜太(35=佐賀)が、独占手記を連日、ファンの皆さんにお届けする。

   ◇   ◇   ◇

2戦目も勝つことができました。お客さんの声援がすごくて、ゴール後はガッツポーズをしました。無事故完走で優勝戦1枠が決まったけど6着で優勝戦に乗るより、1着で乗りたい。事故をしないように注意を払いながら3連勝を狙います!

僕はサッカーの本田圭佑選手が好きです。ビッグマウスでたたかれやすいけど、強気の言葉とプレーでファンの心をつかんでいる。プロとして自分もそうありたい。ファンのために、できる限り派手なレースをして、舟券に絡み、その中で、お金を稼ぎたい。以前、この考え方を服部(幸男)さんに話すと、「すごくいい。キャラ的に竜太にしかできないよ」と言われ、うれしかったのを覚えています。展開に恵まれた勝ち方に対して、インタビューで「(勝因は)展開です」と謙虚に答えることもいいけど、僕は自信を持って、「天才です」と返したい(笑い)。(ボートレーサー)

◆峰竜太(みね・りゅうた)1985年(昭60)3月30日、佐賀県唐津市生まれ。佐賀県立唐津西高等学校卒業。身長171センチ、体重52キロ、血液型B。ヨット競技で九州大会優勝、国体4位、世界選手権出場など、学生時代から水上で大活躍。ボートレース最高峰のSGタイトルはこれまで3回、G1は13回制覇。15~19年は5年連続で最高勝率タイトルを獲得している。YouTubeでボートレースやプライベートまで多くのファンに知ってもらおうと「峰竜太ボートレースch」を開設。あまりにマニアックで自由な内容から人気が高まり、1年足らずで登録者数は4万人を超える。