116期の南円佳(21=鹿児島)が初の連続優勝を果たした。

前節の静岡(13日決勝)で、デビュー初優勝を飾ったばかり。今回は予1、予2を続けて2着と粘り強くクリアし、決勝10Rはラスト1周で大久保花梨を追いながら中団へ切り替え、ゴール前で鋭く伸びた。

「ゴール前で誰かに外から抜かれたと思ったんです。決定放送で1着7番と聞き、私が勝ったと分かりました。出迎えた(高木)佑真に『おめでとう』と言われ、同県で自分の決勝が控える新納大輝さんから『こっちも気合が入る』と励みにしていただきました。うれしかったです」

あらためて勝つ喜びを感じ、同時に「決勝は、危なくて行きたくない内のコースに行った。2日目みたいに外を踏みたい」と課題を整理した。

次走は、注目株の尾方真生や地元の坂口楓華らと対峙(たいじ)する向日町(3月1~3日)。「まずは疲れを取って、しっかり練習して備えます」と、真価が問われるシリーズへ意気込んでいた。