準決10Rで決勝一番乗りを決めた山賀雅仁(39=千葉)は、連勝に終始ご機嫌だった。

「打鐘の2センターで仕掛けられないのが、ダービーに出られていない理由なんだよなあ」とまずは自虐から入ったが、2日間、自力で勝てたことには確かな手応えを感じていた。

決勝メンバーが出そろうと、並びについて話し合う埼玉の黒沢征治と植原琢也を「若いんだから別でやった方がいいんじゃないのかな」と聞こえよがしに挑発。これには埼玉両者もたまらずに苦笑していた。

しかし、「南関地区ですからね。自分か白戸(淳太郎)さんのどちらかが勝てるように仕掛けます」と、最後は本気の表情を見せた。