まさに宿口効果だ。予選7Rで片折亮太(33=埼玉)が、人気になった堀内俊介のまくりを封じて、打鐘先行で見事に逃げ切った。

「いつも一緒に練習している(宿口)陽一さんの(高松宮記念杯)優勝は、うれしかったけど、それ以上に不思議な感じがしましたね。平原(康多)さんからもらった赤パン(SS班限定パンツ)を2人ではいてはしゃいでいたのに、その陽一さんが本当のS班になるんですからね。自分も負けていられません」。昨年11月大宮以来の初日1着は、転機にもなる価値ある勝利。準決11Rは磯川勝裕の番手戦。宿口効果でさらなる上昇を目指す。