伊藤信夫(48=浜松)が、あと1歩のところで大会制覇を逃した。

12R優勝戦は、1枠からしっかりスタートを決めて伸び返し、先頭を奪った。そのままリードを広げたが、4周1角で2番手に立った永井大介が接近。じわじわと迫り、7周3角でついにまくりを浴びて2着と惜敗した。「1枠でいいスタートを行けたし、やるべきことはできたと思う。後半はペースが上がらなかった。いい仕上がりだったけど、永井選手の方が上だった」。全力を尽くした末の結果に、永井をたたえた。

SG全日本選抜3着に続き、今回の2着で年末に向けて大きく前進した。「スーパースター(出場)が見えてきた。これが個人的に大きい」。8月には伊勢崎のSGオートレースグランプリ、9月は飯塚のSG全日本選抜と大舞台が続く。年末に向けて、リズム良く勝ち抜く。