約1カ月ぶりに実戦復帰する内藤宣彦(50=秋田)が元気な姿で前検入りした。

8月函館準決でゴール後に落車し、特に左手親指の付け根を負傷した。その痛々しい手術痕を見せながらも、「手術で7針も縫うことに。ただ、練習はやった方で、不安はあるけど頑張る」と毅然(きぜん)と話した。

強気な姿勢を崩さない。直前には、一緒にビッグ戦線に挑んだ有坂直樹氏(64期・51歳)が引退する報を聞いてより発奮した。「有坂さんは辞めると思ったが、このタイミングとはびっくり。これで、オレは青森支部で最年長になっちゃったし、頑張るしかない。60歳まで続けられるよう、1戦1戦が大事」。初日特選12Rは北日本の3番手回り。幾度も不利な態勢を覆した、往年の伸びを発揮するか注目したい。