3着から1人は決勝に進めるA級準決で珍事が起こった。10Rで3着に入った守谷陽介(41=岡山)は初日特選で2着。特選1着の森安崇之(43=香川)が3着にならない限り勝ち上がりの権利があったのだが、11Rでその森安が3着でゴール。守谷は「この前の奈良でも準決3着で決勝に上がれなかったのに…」と、がっくり肩を落とした。

だが、ドラマはこれで終わらなかった。12Rで阪本和也と棚橋勉が2着同着となり、森安までもが勝ち上がりを逃した。着順決定が出た瞬間、2人は「こんなことってあるの?」と思わず顔を見合わせて驚きを隠せなかった。守谷は最終日の特選8Rで、森安は9Rで勝って無念の思いを晴らしたいところだ。