第12Rで優勝戦が行われ、1番人気の鈴木圭一郎(26=浜松)が、大会初制覇を飾った。通算54度目、G2は4度目の優勝となった。2着は丹村飛竜、3着は青山周平が入った。

レースは、中尾貴志の逃げを上和田拓海が2周目で先頭に立つ中、鈴木圭一郎は1車ずつさばいて進出。4周4角で先頭に進出した丹村を追って、6周1角で内へ切り込んで逆転。その後は首位を守り、初の若獅子杯制覇となった。

勝った鈴木は「自信を持っていけました。(大会初制覇は)すごいうれしかったです。若い時にしか走れないので、チャンスを逃さず、取れてよかった」と話した。

11月の浜松SG日本選手権に続いてのグレードレース優勝となった。

払戻金は2連単(7)-(5)1210円、3連単は(7)(5)(8)1820円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)

◆オートレースとは 8車立てで、1周500メートルを6周(ビッグレースでは8、10周の時も)行う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。選手の技量の差によってハンディ(10メートル単位で最大110メートルまで)が定められている。競走車は左回りコースに合わせて車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元アイドルの森且行や元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。20年の獲得賞金NO・1は青山で8889万4055円。