和田健太郎(40=千葉)が逃げた深谷知広の3番手から突き抜け、19年10月京王閣以来となる通算3回目のG3制覇を飾った。

レースは深谷が打鐘前から主導権を握ると、中団の竹内翼や7番手新山響平の巻き返しは不発に。竹内追走の井上昌己が最後は外から迫ったが、深谷と鈴木裕の間を割って鋭く伸びた和田が、横一線の争いを制した。


落車続きだった1年を最高の形で締めた和田健太郎
落車続きだった1年を最高の形で締めた和田健太郎

今年の最終戦で和田がS班の意地を見せた。「前の2人のおかげ。できすぎですね」と振り返る今年初優勝だ。今年は2月奈良G3に始まり1年で5回の落車に見舞われたが「ものすごく良くなってきた」と話すように、前回伊東G3の3日目から確かな手応えを感じていた。これで気分良く新たな年を迎えられる。


これでSSのレーサーパンツとはいったんお別れ。1年での返り咲きも期待されるが「そんなに甘くはないですよ。1戦、1戦しっかり走って、車券に貢献できれば」。22年も和田は自然体で臨む。【音無剛】