127期の丸山祐也(26=福岡)が1R、デビュー154走目にして初勝利をゲットした。

レースは、大外からまくって、イン村本大成とバックで競ったが、村本は非常識なフライング。結果的に恵まれたものの、道中の競り合いや2Mの差しは見事だった。「(走行中は)3周が長く感じましたね。これまで悔しいレースを続けていたので、(1着を取れて)やっと選手になれた気がします」と、さらにプロ意識が目覚めた。

今節は、同期で同郷の藤森陸斗(22)も参戦している。藤森は1月まるがめ一般戦でデビュー初1着を飾っており、丸山は「おめでとうと連絡しましたね。(同時に)気合が入りました」と、仲間の初勝利を目にしてレーサー魂に火が付いたという。「今節は絶対に(1着を)取ろうという気持ちで来ました」と、言葉通りに結果を残した。丸山の勝利を見て、藤森は「自分のようにうれしいですね。水神祭に立ち会えたのはうれしい」と祝いの言葉を述べた。

2人は普段から仲が良く、丸山は「弟のような感じですね」と話し、「実際は逆ですけどね(笑い)」と藤森はジョークを飛ばした。