ガールズケイリン新女王の高木真備(27=東京)が東京・京王閣ナイター最終日が行われた3日、21年ガールズグランプリの優勝報告会で突然「引退」を発表した。

報告会では次のようにコメントした。

「競輪選手を引退することに決めました。私にとって(ガールズ)グランプリが一番の目標で、達成できて競輪人生に悔いはないなと思うことができました。つらいことも楽しいこともたくさんありましたが、そのたびに皆さんに支えていただいて、喜んでいただけてうれしかったです。今後の糧になると思うので、これからの財産にして頑張っていきたいと思っています。今後は、保護犬と保護猫を助ける活動をずっとしたいと思っていたので、そのことを実現できるように精いっぱい頑張りたいと思います。8年間たくさんの方に応援していただけて、すごい私の競輪人生は幸せだったなと思っています。本当にたくさんの応援ありがとうございました」

◆高木真備(たかぎ・まきび)1994年(平6)8月17日生まれ、東京・町田市出身。文化学園大杉並高卒。中学からハンドボールを始め、3年時の09年ジュニアオリンピックカップ3位。競輪学校(現競輪選手養成所)106期在校2位で、14年5月に奈良でデビュー(予選5、2着、決勝2着)。ガールズ特別レース優勝は16年松戸、20年伊東ガールズケイリンコレクション、17年いわき平ガールズドリームレース、20年同ガールズケイリンフェスティバルと21年静岡ガールズGP。通算616戦379勝。161センチ、63キロ。血液型A。愛称はマキビ、マキビーム。