地元の快速派レーサー木村武之(44=浜松)が、シリーズ17年ぶりの優勝を決めた。G1は通算17度目の制覇。

木村は準決勝戦でメンバー中トップとなる上がり3秒383をマーク。マシンの状態は最高潮だった。「スタートラインに並んだら雨が落ちてきたので、内心ドキドキしていた。序盤で抜け出せたのが大きかった。出遅れたら何もないので」4周1角で逃げる高木を突破して先頭に立った。その後はアクセル全開でペースを上げ、鈴木圭一郎と青山周平の2強を振り切った。「自分にとっては最高の枠順だった。このチャンスを生かせてよかった。地元タイトルはいつも意識しているので、すごくうれしい」と笑顔で語った。次走のG2川口記念でも活躍が期待できそうだ。